パイプマガジン vol.13

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【目次】

1.今の当社の強みを再点検・・・再生(リサイクル)パイプ成形

  その1 リサイクルの方法

2.パイプとジョイントを使った製作事例
  釣りの相棒に特等席を。 竿が映えるロッドスタンド

3.営業日カレンダー

 

当社ホームページのプチリニューアル:強みの再点検

 半年前より当社の強みを再考し始めました。これまでは塩ビパイプ・ABS樹脂パイプの専門メーカーとしてご要望のサイズやカラーにてパイプをオーダーメイドにて製作できることを強みとしてきました。これは10年以上も前に掲げた強みです。その頃からは時代も当社も変わった今、より多くのお客様のお役に立っている商品・サービスは何か? とスタッフ共々考えておりました。そんな中、一つのキーワードが見えてきました。それは再生(リサイクル)原材料を利用したパイプ成形です。そもそもプラスチックのリサイクルとは?この点から説明いたします。

 

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化学的に合成され、自然界には存在しない、自然には分解され得ない有機化合物。そんなプラスチックは持続可能な社会、SDGsの観点からは問題視される素材です。しかし食品包装や日用品、文房具、家電、自動車、医療、建築など多方面で利用され、無くてはならない存在となっております。そんな便利なプラスチックも使用後は廃棄物となります。

 皆さんは家庭でごみ分別をしていらっしゃると思いますが、プラスチックごみのリサイクルはどんなスキームを経て実施されているかご存じでしょうか?プラスチックのリサイクル方式には、大きく分けて以下の3つの方法があります。

①サーマルリサイクル

プラスチック廃棄物を焼却処分する際、発生する熱エネルギーを回収して利用

→細かい分別は不要だが、燃焼により多くのCO2が発生

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②ケミカルリサイクル

プラスチック廃棄物を原子レベルで化学的に分解し、再び原料として利用する

→対象物の汚れや異物混入の影響を受けづらく、新品同様の材料にリサイクルできるが、その工程で莫大な熱エネルギーが必要

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③マテリアルリサイクル

プラスチック廃棄物を物理的に再加工(粉砕加工)して新たな製品の原料として再利用(熱可塑性プラスチック(*1)の場合のみ)

→最もCO2排出が少なくリサイクル可能であるが、対象物の汚れや異物混入の影響を受けやすい。熱可塑性樹脂に限られる。
*1  熱可塑性プラスチック:熱を加えることにより軟化(塑性変形)する性質のプラスチックを指す。

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 日本では家庭で分別されているプラスチックは主に①のサーマルリサイクルで処理されていますが、上述の通り、CO2排出量が多くなり環境負荷が大きくなります。一方ヨーロッパでは②のマテリアルリサイクルに比率が日本より高くなっております。マテリアルリサイクルの普及がSDGsの観点からは理想的と思います。

( 一般社団法人 プラスチック循環利用協会より引用)

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 昨年、展示会のブースディスプレイ用に当社の塩ビパイプを多数ご利用いただきました。数日間の展示会が終われば、パイプは不要となるのですが、全数を返送いただけたことで、リサイクル原材料に変え、新たな製品を作って出荷させていただきました。この際、粘着剤や塗装部など違う性質の化合物がパイプ表面に付着している場合はリサイクル活用が困難になるのですが、その部分は全体の2%ほどで、ほぼリサイクル活用することができました。この方式が正にマテリアルリサイクル方式です。

 

 

<展示会ブースでのパイプ活用例>

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<パイプご利用後のリサイクル工程>

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 環境に対するプラスチックの問題解決として、他に生分解性プラスチック(*2)やバイオマス原料(*3)サイクル方式を世に広めたいと考えております。次週は当社の強みである再生(リサイクル)原材料を用いたパイプについてお話ししたいと思います。お楽しみに!


*2 生分解性プラスチック:微生物の働きによって最終的に水と二酸化炭素に分解される性質を持つプラスチックのこと

*3 バイオマス原料:動植物から得られる再生可能な有機性資源のこと

 

 

パイプとジョイントを使った事例集

釣りの相棒に特等席を。竿が映えるロッドスタンド

 

 かなり前の話ですが、釣り好きな方からのご要望で釣竿を立てて収納できるロッドスタンドを製作しました。

 

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 主役の竿が映えるように黒のパイプとジョイント、透明なプラスチック板でシックなデザインにしてみましたがいかかでしょうか。 プラスチック板には竿の滑り止めとして表面に溝加工を。あえて部品などを付けず、拭き取りも楽にできるすっきりした床面にしました。
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  持ち手側が太めの竿でも、細い部分を通してからセットできるよう竿を掴む部分の角度を自由に動かせる仕様です。軽さが売りのスタンダードパイプですが、立てかけたりすると軽すぎるため重さに負けて倒れる・・・これを改善するために実はこのロッドスタンドには下部の横パイプにのみ錘が入っています。重心を下にもってくることで、全体の重さを極力抑えながら安定性がグンと上がっています。もちろん片手でひょいっと持てる軽量感はかわりません。

 以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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