パイプマガジン vol.3

 

【目次】

1.ウォーキング講座に参加してきました

2.パイプ制作事例

ー見えない場所でいい仕事をするパイプの紹介

3.営業日カレンダー

 

 

ウォーキング講座に参加してきました

 

 先日、ジョグバーの西分和幸さん主催の「ウォーキング講座」に参加してきました。西分さんとは10年ほど前に、あるセミナーで名刺交換させていただいて以来のお付き合いです。サラリーマン勤務の傍ら、自ら開発された歩行矯正器具「ジョグバー」を商品化し、販売されております。

 

 

 西分さんによると、現代人は後ろ足で床を蹴りながら、腰を水平回転させて歩くスタイルがほとんどですが、、このスタイルで歩き続けると膝や腰に負荷がかかり、年とともに膝・腰を痛めやすくなるそうです。一方このジョグバーを使ったウォーキングでは体が前に倒れる力(重力)を利用して前進するので、蹴らなくても前に進むことができ、カラダへの負担も軽減されれるとのことです。

 

   3年ほど前、西分さんからジョグバーの商品化を進めたいとのご意向を受け、当社へハンドル部分の製作をご依頼いただきました。その後、試行錯誤を重ね、最終的にはオーダーのサイズ・カラーにてパイプ成形し、その後、曲げ加工等を施したパーツを納品させていただいております。

 

 

 ちなみに西分さんは、ジョグバーの効果を実証するためにも、昨年の夏、なんと3週間かけて大阪から東京まで500kmを歩いて到達されました!西分さん自身の体力もさることながら、ジョグバーを使えば、体に負担の無い歩き方ができるということを自ら実証されました。

 

 

 今回参加したウォーキング講座は2か月に1回程度開催されております。このときの参加者はは私含めて5名でした。重力を利用して歩く利点の理論的な説明と、江戸時代にお伊勢参りのために長距離を歩くことができた日本人本来の重力を利用した合理的な歩き方を教えていただきました。

 

ジョグバー西分先生のウォーキング講座

西分先生の講義のあと、実際に参加者の皆さんがジョグバーを付けて、重力を利用したウォーキングの実技を行いました。最初は難しく感じましたが、先生の丁寧な指導により、次第に自然と前に足が出て、楽に歩けるコツを掴むことができました!私は普段軽いジョギングをするのですが、たまにヒザが痛くなることがあります。このスタイルをジョギングにも応用すればヒザにも負担なく走れるのではないかと期待しております!

 

 

 

パイプ制作事例

意外な場所で活躍するパイプの紹介

見た目はただのパイプですが、意外な場所で使われているパイプをご紹介します。

 

塩ビ丸棒(グレー)、サイズ:外径5mm  長さ40mm

 

外径10mm内径5mmのグレーパイプをまるく円に曲げ加工したものと丸棒を接着してリング状に仕上げたものは布製工具入れの芯材として使用されています。

 

丈夫な帆布で縫製され、高所作業で工具などを吊り上げたりする業務用工具入れとしてご利用になります。工具の重量に耐える強度が必要となりますので、外径サイズからすると厚みのあるパイプとなっています。

パイプ製作時のまだ冷め切らない状態でリング状に加工し、冷やし固めたものに短い丸棒芯を使って輪っかにつなげて仕上げます。

 

輪に仕上げてから縫製される場合や、縫製後に芯材を通して輪に仕上げる場合など、縫製手順に合わせて加工を変えています。もちろんサイズも多種あり、リングの仕上りも直径300mm・400mmなど様々です。
私たちは、技術を注ぎ込んで開発された機器やアイテムの、痒い所に手が届くそんなお手伝いができればと思っています。単純な形状ながら製品を支える重要なパイプや珍しい用途のパイプもたくさんあります。これからも順次ご紹介していきますので、お楽しみに。